不妊治療を始めたときのこと
夫と再婚して1年目は、そのうち妊娠するだろう、
今しかない、夫と息子との、この3人の時間を大切に過ごそう、
そう思って、毎日楽しく過ごしていました。
2年目、夫の出張で身内も友人も誰も知り合いのいない地に引っ越しました。
慣れない環境や寂しさからか、生理が乱れました。
1日で終わったり、10日以上遅れてきたり。
この頃から、子どもは出来るのだろうか?と少し不安になり始めました。
と、同時に、
そろそろ夫との子どもが欲しいな・・・と真剣に思うようになりました。
不妊治療を行っている病院を調べて、良さそうなところを見つけ、
問い合わせするも、半年から1年待ち・・・。
あきらめてしまいました。
そこで、あまり有名な病院ではないけど、すぐに診察してくれるという、近所のクリニックに行ってみることに。
ここで初めてホルモン検査を行いました。
結果、異常なし。とのことで、タイミング療法をすることに。
夫には前妻との間に2人の子どもがいるので、夫の精子には問題ないのでは?
ということで、精液検査はしませんでした。
1年半ほどタイミング療法を続けました。
途中、めげて休んだりもしました。
色々悩みました。イライラしたり、悲しくなったり。
仕事をしていたので、仕事を頑張ることで紛らわしたりしました。
そんな時、同い年の知り合いが不妊治療をしていることを知りました。
卵管造影検査や、他にも私がしていない検査等をたくさんしていることを知り、
私の通う病院はやっぱりイマイチだと確信し、転院を決意しました。
初診は、やはり早くても半年後、と言われましたが、待ちました。
転院してからは、通常のホルモン検査、AMH検査、卵管造影検査。
夫の精液検査。結果が悪かったので、計4回しました。
そして男性不妊の専門医による睾丸のエコー検査でも、結果は良くなかった。
自然妊娠は無理でしょうね・・・と言われたらしい。
妊娠しないのは、
夫の精子の数が少ないことが原因でした。
(もともと精子の数が多い方ではないタイプだったが、
加齢が加わり、さらに減少・・・という事らしい。)
「妊娠するためには顕微授精しかないですね」
ということで、タイミング療法から顕微授精にステップアップしました。
ずっと、私に原因があると思って、
ずっと、自分ばかり責めていました。
ずっと、夫には問題がないと思っていました。
(だって、前妻との間に2人の子がいるから・・・)
不妊治療は、やっぱり夫婦で、ですね。
そして、私は原因がわかってから前向きに頑張ることが出来ました。